ウェルデンツ素材について
日本発の新しい素材
ウェルデンツは名古屋の技工士 安藤氏とメーカーの開発により開発された
日本発の新素材です。 すでに日本国内をはじめ数カ国で特許を取得中です。
まだまだ市場に出て日が浅い商品ですが、その性能は 優れており海外でも急速に
ヒロマしつつあります。
またこの夏、更にウェルデンツを支える補助素材のラクシデントという軟性素材も
発表されました、すでに当院におきましても導入を開始いたしましたが、優れた
製品です。これらを順に紹介してまいりたいと思います。
ウェルデンツ義歯って。。。
ウェルデンンツ義歯は針金を使わない義歯の仲間です。
ノンクラスプデンチャーとも言います。(針金の部分を
クラスプと言います。)
それまでもワイヤーを使用しない義歯はありましたが、様々な
欠点がなくなり、入れ歯としてより良い材料になりました。
当院においては従来バルプラストというアメリカ製の義歯を
取り扱いしておりましたが、このウェルデンツの出現により
バルプラスをあえて選択する理由がなくなり、全てをウェルデンツに
置き換えました。
ウェルデンツの特徴
無菌性樹脂素材のため、洗浄剤をあまり必要としません。
アレルギーの原因になりません
薄くて軽く、且つ丈夫な素材です
審美性に優れています
長期使用においても匂いがつきにくい素材です
優しい素材なので天然歯を痛めにくい言えます
いろいろなタイプが設計できます
ウェルデンツはピンクの歯肉色と歯と同じ色の歯冠色があります。
取り外しのブリッジのような作りにもできます。
ブリッジに近い装着感でありながら、取り外しができるため
土台の掃除ができるため衛生的です。また、土台が手付かずの歯の場合
歯をほとんど削らなくて良いので歯にとても優しいと言えます。
健全な歯を大きく削ってまで金属のブリッジを入れる必要があるのでしょうか?
ウェルデンツの寿命
「ウェルデンツってどのくらい持ちますか??」と、しばしば質問を受けます。
ウェルデンツ自体は壊れにくい義歯です、ワイヤーを使用しておりませんので折れて
取れてしまうということもありません。
弾性がありますので。多少の無理は大丈夫です。
そうは言いましても樹脂の劣化もありますので、寿命はあります。
もう少し具体的に書きますと、義歯そのものは7、8年くらいは大丈夫なはずです。
ところが、義歯よりも先に歯肉や歯など周囲の環境変化の方が先に大きく変化
をします。ですから入れ歯としての寿命はせいぜい頑張って5年くらいがいいところ
でしょうか
ちょうど車と同じようなものです。最初の車検の3年目くらいに義歯作り変えを検討し
その時新しくしなければ、次は2年後の5年目くらいになるべく作り変えをして下さい。
ラクシデント登場
顎が浅く吸い付きが悪い人や、
骨が切り立った痩せ尾根タイプの顎の骨で
痛みが出やすい方に朗報
昨年9月より。ラクシデントという製品名で追加された新素材です。
ウェルデンツ義歯用の柔らかいクッション材です。痛みや吸い付きの改善、
装着感の向上が期待できます。
あらかじめ発注段階で材料を指定する必要があります。原則として後からの
技工処理は当院では受け付け
ておりません。
これは補修用のラクシデント素材です


手にしますとこんな感じなのですが、力を加えるとぐにゃっとします。
これをウェルデンツに貼り付けるわけです。
この素材の良いところは下記の通りです。
1、 装着後、診療室で部分的に追加修理ができる。
通常シリコン系の素材ですと診療室で後から追加処置ができませんが、
この素材は診療室で追加ができるために
不具合が生じた際に義歯をお預かりせずに診療室内で追加修理調整が
行えるため、患者負担が少ないと言えます。
2、 熱可塑性なので不具合が生じた際には、自分で義歯を熱湯につけて義歯を
装着し直すことで、ある程度の不具合に対応できる。
3。 下顎で骨がなくなり細い尾根状になった時に、このシートを貼ることにより
痛みの軽減に役立てることができる。
この素材の弱いところ
1、 やや強度に欠ける材料なので、扱いが乱暴だと端から剥がれてくることがある。